発起人と株主構成、役員について

発起人とは、株式会社の設立手続きを行う人であり、
また設立後株主となる人のことを言います。
発起人=出資者=株主となります。
発起人は定款を作成し、資本金を集め、設立の手続きを
行う責任者です。
発起人は必ず株主になりますが、役員となる
必要はありません。所有と経営が別というパターンも
あるわけです。

通常の小さな会社での起業の場合、代表者自らが
発起人となるパターンが圧倒的に多いです。
株主は起業時は全て発起人となりますので
他の人にも起業時に株式を持ってもらう場合は
発起人となっていただく必要があります。
(実際に作業を必ずしてもらうわけではありませんが、
 起業時の作成書類への記名押印等が必要です)

また、誰が何株株式を持つか、いくら出資するかも
決めなくてはいけません。
株主は最高機関である株主総会で、保有する
株式数に応じた議決権を持つので出資金額によって
経営への影響力をもってきます。

仲が良い役員の場合は問題ありませんが、将来的に
意見が分割した場合等決定権を取られてしまったり
解任決議をされてしまう等のリスクもあります。
取締役の解任、取締役・監査役の選任は
通常決議(株主の議決権の過半数が出席し、その議決権の
過半数の賛成で決議)ができます。50%以上を集められると
経営権を奪われるリスクがあるということは
認識しておきましょう。


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