有限会社の設立について

昨日の当ブログの検索キーワードにて「有限会社設立方法」と
いうものがありました。

せっかくの機会ですので有限会社設立についても
書いてみたいと思います。

おそらく調べている方は株式会社ではお金がかかるから
有限会社にしたい、と思っているかと思いますが、
実は有限会社の設立制度自体が2005年の会社法改正に伴って
廃止されてしまっています。
もともと有限会社である先は「特例有限会社」として現在も
存在していますが、新規に設立することはできなくなったと
いうことです。

ただし、会社の設立が以前に比べて難しくなったというわけではありません。
昔は株式会社が資本金最低1000万円、有限会社が資本金最低300万円と
決まっていましたが、今現在は資本金1円から設立することができます。
役員も昔は取締役3名、監査役1名と決まっていましたが、現在は代表取締役1名で
会社が設立できます。
そのため、資本金を気にしているということであれば、現在は
株式会社が以前の有限会社より簡単に作れることになったということになります。

現時点で設立できる会社の形態としては、有限会社が無くなり
株式会社、合同会社、合資会社、合名会社の4種類で、実質的には
株式会社と合同会社の2種類であるといえます。
会社の信用度という点は常識的に見ても株式会社が一番です。
合同会社についてはまた別途書いていきたいと思います。

有限会社での設立を考えていた方もこの機会に
株式会社の設立をご検討いただければ幸いです。

※2013年追記
 当記事は2011年に記載したものですが、2013年時も当時と
 同様に有限会社は設立できず、合同会社を設立するようなケースが
 増えております。


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